WEBサイトのサーバー移転チェックリスト

サイトだけでなく、DNS、メール、SSL、外部サービスへの影響を一覧にし、新旧環境を並行して確認できる期間を確保します。

最終更新:2026年9月2日

「サーバーを移す」の対象を分ける

サーバー移転では、WEBサイトのコピーだけでなく、ドメイン、DNS、SSL、メール、フォーム、外部サービス、アクセス解析が関係します。移転対象と残すものを決めずにネームサーバーを変更すると、サイトは表示できてもメールが届かないことがあります。

似ている作業の違い

サーバー移転WEBサイトやデータベースを別のサーバーへ移します。URLを変えない場合もあります。
ドメイン移管ドメインを管理する登録事業者または管理アカウントを変更します。WEBデータは自動で移りません。
DNS変更ドメインが参照するWEB・メール・外部サービスの接続先を変更します。
URL変更ドメインやページURLを変更します。転送や検索エンジン向けの移行対応が必要です。

契約と管理権限を棚卸しする

  • ドメイン登録事業者、契約名義、更新期限、管理者
  • DNS・ネームサーバーの管理先と現在の全レコード
  • 旧・新WEBサーバーの契約、容量、PHP、データベース
  • SSL証明書の発行・更新方法
  • メールサービス、アカウント数、容量、転送、メーリングリスト
  • フォーム、予約、決済、CDN、ストレージ、APIなどの外部サービス
  • GA4、GTM、Search Console、広告、Cookie同意管理

旧制作会社が管理している場合も、依頼企業が契約者・所有者として保持すべきものと、技術担当者へ委任する権限を分けます。

移転前のデータを保存する

WEBデータHTML、画像、CSS、JavaScript、CMS本体、テーマ、プラグイン、設定ファイル
データベース投稿、ページ、ユーザー、フォーム、商品、設定。取得日時を記録します。
DNSA、AAAA、CNAME、MX、TXTなど、切り替え前の全レコード
メール移行対象のアカウント、過去メール、転送、端末設定、連絡先
確認資料主要ページの画面、フォームテスト結果、計測状態、エラーの有無

旧サーバーを解約する前に、新環境の確認とDNS反映期間を確保します。解約すると復元できないサービスもあるため、契約終了日を先に確認します。

DNSを変える前に新環境を確認する

新サーバーへデータを移し、hostsファイル、仮URL、ステージング機能など、環境に合う方法で事前表示を確認します。

  • トップ、下層ページ、画像、PDF、404が表示できる
  • WordPress等の管理画面へログインし編集できる
  • フォーム、自動返信、担当者通知をテストできる
  • PHP、データベース、文字コード、時刻に問題がない
  • SSL、HTTPからHTTPSへの転送、混在コンテンツを確認する
  • 予約、会員、決済、API、定期実行への影響を確認する

切り替え日時と戻し方を決める

  • 繁忙時間、キャンペーン、メール送信予定を避ける
  • 作業担当、確認担当、最終判断者、連絡方法を決める
  • 必要に応じて事前にDNSのTTLを調整する
  • 切り替え直前の差分データを再取得する
  • どの状態になったら旧設定へ戻すか判断基準を決める
  • 利用者ごとに新旧どちらへ接続しているか異なる期間を想定する

切り替え後の確認

WEB表示

PC・スマートフォン、主要ページ、管理画面、SSL、リダイレクトを確認します。

フォーム・メール

外部宛てと自社宛ての送受信、自動返信、転送、迷惑メール判定を確認します。

計測・検索

GA4、GTM、Search Console、広告タグ、robots、サイトマップを確認します。

旧環境

反映と運用に問題がないことを確認するまで、旧環境とバックアップを保持します。

ドメインやURLも変更する場合は、GoogleのURL変更を伴うサイト移転ガイドに沿って、転送と検索設定を確認します。

調査から切り替え後の確認まで依頼できます

契約や管理先が分からない、メールを含めた影響範囲を判断できない場合は、現状調査から移転工程を組み立てます。