自社のGPTsが移行対象かを先に確かめる
ChatGPT EnterpriseでカスタムGPTsを使っている企業は、プラグインへの移行対象と期限をワークスペースの管理者に確認してください。対象となるGPTは、提供終了後に実行できなくなります。社内で使うGPTの所有者と所属ワークスペースを調べることから始めましょう。OpenAIの移行ガイド
Enterprise以外のプランや、外部の人が作った公開GPTを使う場合は、自分に届いた案内の対象・期限を確認します。Enterpriseの移行日程をそのまま当てはめず、作成者に継続方法を聞きましょう。

GPTsは指示や知識ファイルを設定したカスタムGPTです。移行先のプラグインには、作業手順をまとめた「スキル」と、外部サービスにつながる「アプリ」を組み込めます。たとえば記事の文体や確認手順はスキル、資料の検索や取得は対応するアプリに役割を持たせます。モデルの選択を変えるだけでは、連携や共有の引き継ぎは終わりません。スキルとプラグインの役割
止まると困る業務と、作り直しが多い連携を優先する
使っているGPTごとに「用途/所有者/利用者/次の業務期限/参照資料/外部連携/代わりの進め方」を一覧にします。毎週のレポートや納品原稿のように期限がある仕事、担当者が一人しかいない仕事から確認してください。
| 使っている業務 | 先に調べること | 着手する作業 |
|---|---|---|
| 外部APIで情報を取得・送信する | カスタムActionsの有無、必要な操作、連携を直す担当者 | 連携の再構築にかかる時間を見積もる。取得と送信を別々に試す |
| チームで記事・商品説明を作る | 共通の指示、最新資料、利用メンバー、確認者 | 一つの用途を移して、同じ商品情報で品質と共有を確かめる |
| 一人でアイデアや要約を作る | 継続して使うか、保存しておく指示と資料 | 必要なものを移す。使わないGPTは引き継ぐ対象から外す |
外部連携の調査を早めに始めつつ、最初の試行は外部へ送信しない下書き業務に絞ると、問題を見つけやすくなります。使われていないGPTまでまとめて移すと、古い資料や不要な権限も残りやすくなります。
引き継げる設定と、作り直す連携を分ける
指示文と知識ファイルが移っても、同じ結果や操作が保証されるわけではありません。元のGPTで何を使っていたかを、移行先の設定と実際の出力で照合します。
| 元のGPTの設定 | 移行時の扱い | 確かめること |
|---|---|---|
| 指示文・知識ファイル | 指示はスキルへ、知識は参照ファイルとして引き継がれる | 必須項目、文体、使う資料、資料の版が合っているか |
| 接続済みアプリ | プラグインに含まれる。元のアクセス権限は維持される | 各利用者が必要な資料へアクセスでき、必要な接続が済んでいるか |
| カスタムActions | 移行されず、連携の再構築が必要 | 対応アプリで同じ操作ができるか。足りなければMCPサーバー等の開発を相談する |
| 選択モデル・機能設定 | モデル指定は引き継がれない。機能設定も同じ動作を保証しない | 利用画面のモデルと、検索・画像・データ分析・ファイル作成の実際の動作 |
| 共有先・会話のきっかけ | 新しいプラグインは非公開で開始。会話のきっかけは一対一で移らない | 共有先を設定し、普段使う依頼文と必要な会話の前提を保存する |
移行される設定と再構築が必要な機能。共有アクセスとインストールは別の手順です。利用者に共有した後、その人のアカウントでも使えることを確かめます。
たとえば独自APIから商品情報を取得するGPTなら、「商品情報を読む」「原稿を保存する」「SNSへ投稿する」の三つを分けて確認します。読む操作だけが使える場合は下書きまでに用途を絞り、投稿の連携が完成するまで担当者が確認・送信する手順を残してください。対応アプリがあるだけで、すべての操作が使えるとは限りません。
所有者が一つ移し、試してから共有する
- 移行前の内容を残す。指示文、必要な資料、共有先、普段使う依頼文と良い出力を保存します。必要な修正は先に済ませます。移行後、元のGPTは読み取り専用になり、編集は移行先で行います。
- 移行できる状態を確かめる。実行できるのはGPTの作成者かワークスペースの所有者・管理者です。GPTは公開済みで、プラグインが有効になっている必要があります。ここでの公開は一般公開を意味せず、社内の共有範囲を保てます。
- My GPTsから変換する。自分が作ったGPTを「Created by me」で選び、「Migrate to plugin」を実行します。表示がなければ作成者・公開状態・プラグインの有効化を管理者に確認します。
- 普段の仕事で試す。新しいプラグインを明示的に選び、保存した依頼文を使います。通常の依頼でも必要なスキルが選ばれるか試してください。インストールしても、すべての依頼で自動的に動くわけではありません。
- 利用者へ共有して動作を確かめる。意図した人へ共有し、必要なインストール・接続を案内します。共有やワークスペースへの公開には別の権限が必要です。作成者だけでなく、普段使うメンバーの権限で資料の取得と出力を試します。
提供終了までは元のGPTを使えますが、移行後は元のGPTを編集できません。重要な資料の追加や指示の見直しが控えているなら、修正を済ませてから変換し、以後はプラグインを保守する担当者を決めましょう。変換・試行・共有の公式手順
記事制作GPTは「普段の依頼」と「情報不足」で比べる
たとえば商品紹介記事を作るGPTなら、ブランドの文章ルール、商品仕様、価格表を同じ版で用意します。移行の際に文体や構成も大きく変えると、差が生まれた原因を探しにくくなるため、まず今の指示と資料を保って比較しましょう。
記事制作の依頼例
添付した商品仕様と価格表だけを使って、商品紹介記事の下書きを作成してください。冒頭に対象者、本文に用途・税込価格・購入条件、末尾に購入前の確認事項を入れてください。資料にない効能や人気を追加せず、不明な条件は確認事項として挙げてください。公開・送信は行わず、下書きを出力してください。
| 試す入力 | 確認する結果 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 価格と条件がそろった商品 | 税込価格、対象者、購入条件、文章ルールが資料どおり | 普段の担当者が修正し、公開できる状態までの時間を測る |
| 価格や条件が欠けた商品 | 推測で埋めず、不足する項目を確認できる | 補ってしまう場合は、参照資料と指示を直して再試行する |
| 期限や対象者に条件がある商品 | 条件を落とさず、対象外の読者へ勧めていない | 違反が残る場合は、その用途での切り替えを保留する |
| 別の担当者による同じ依頼 | 必要な資料を取得し、同じ必須項目を出せる | 失敗したら、ファイル共有・アプリ接続・利用権限を調べる |
旧GPTが使える間に同じ入力で比較し、使えなくなった後は保存してある良い出力や手作業の成果物と比べます。生成の待ち時間、人の確認・修正時間、やり直し回数、使用量を分けて残すと、自然な文章でも手間が増えていないか判断できます。
プラグインの変換そのものと、その後の利用料は別です。試行では実際の契約・画面に基づく使用量を確認し、月に使う回数を掛けて継続費用を見積もってください。文章業務で問題がなくても、画像作成やデータ分析は別に試します。プラグインの作成と試行方法
出力・連携・利用者の三つがそろってから切り替える
- 必要な情報と形式を守れる:商品条件や数値を照合し、担当者が期限内に確認できる。試した用途に限って利用を始める。
- 必要な操作が動く:取得・保存・送信のうち必要な操作を確認する。未完成の送信機能は使わず、担当者が送る手順を残す。
- 実際の利用者が使える:共有・インストール・資料アクセス・アプリ接続を確認する。作成者だけが使える状態で全員へ切り替えない。
試行に合格したら、移行先へのリンクと依頼例、担当者、失敗時の連絡先をチームへ共有します。最初の定例業務では確認者を置き、指示や参照資料を変更した後も同じ入力で再確認してください。必要な機能が欠ける場合は切り替えを保留し、終了後にも続けられる手作業や承認済みの代替手順を準備します。
自分で移行できないときの確認先
他の人が作ったGPTも、自分で移行できますか?
使う権限だけでは移行できません。作成者かワークスペースの管理者へ依頼し、移行先を共有してもらいます。外部公開GPTに業務を依存しているなら、作成者の継続案内を確認し、必要な指示や資料を自社で管理できる代替方法も準備してください。
移行メニューがありません。何を確認しますか?
作成者または管理者であること、GPTが公開済みであること、プラグインが有効であることを確認します。条件がそろっても表示されない場合は、GPT名・所有者・表示されない状況を添えて管理者やOpenAIサポートへ相談します。
移行条件と、引き継いだ業務を整えるための資料
情報確認日:2026-10-13。利用できる機能・共有範囲は、契約とワークスペースの設定に従います。
OpenAI:カスタムGPTからプラグインへの移行
移行できる人とGPTの条件、引き継ぐ設定、カスタムActionsの再構築、共有先の確認に。
OpenAI:プラグインを作成・利用する
指示と資料の見直し、必要なアプリの接続、普段の仕事での試行を進めたいときに。
OpenAI:スキルとプラグイン
文章ルールや作業手順を、繰り返し使える業務としてまとめたいときに。
- 生成AI導入前の業務棚卸し:引き継ぐ仕事と担当者、入力資料、成果物を決める。
- 生成AIの社内利用ルール:ツールの利用範囲、確認者、問題時の連絡先をそろえる。
- AI記事の品質チェックリスト:料金・条件・出典を照合して、下書きの公開可否を判断する。
自社のGPTsで使う業務を見直したい方へ
記事制作、情報整理、WEBサイトの運用など、引き継ぐ仕事と人が確認する範囲から、AI/ITの導入・運用を相談できます。
